2014年1月6日月曜日

精油の化学⑨ エーテル類

 ◎エーテル類
  ・効果① ー 非常に強力な鎮痙作用
     ② ー 神経平衡回復作用
     ③ ー 鎮痛作用・不安緩解作用
     ④ ー 抗うつ作用
     ⑤ ー 抗アレルギー作用

 ◎注意
  エーテル類は、エステル類にきわめて類似した作用を示すが、人間をリラックスさせる力は、さらに強力である。

 ◎エーテル類を豊富に含む精油類
  エストラゴン(別名タラゴン)(Artemisia dracunculus)油
   キク科のこの草本の花の咲いた全草を蒸留抽出した精油。ジャン・バルネ博士は「(エストラゴンは)ヨモギ属の食用草本で非常にすばらしい香味料であり、必要な場合に、塩、ペッパーおよびビネガーの代用もつとめられる」と述べ、この精油にしゃっくりをとめるパワフルな効果があることを自分が扱った実例をあげて示している。この生の葉をハーブとして食べても同じ効果があるそうである。
  バジル(Ocimum basilicum)油
   バジルにはいくつか種類があるが、O. basilicum var. "grand vert"(グランベール変種)、O. basilicum var. minimum(ミニマム変種)、O. basilicum var. “feuilles de laitue”(「レタス葉」変種)の花の咲いた全草を蒸留して得る精油がいずれも利用される。

 ◎主要なエーテル類
  カルバクロールメチルエーテル
  メチルカビコール
  メチルオイゲノール
  ミルテノメチルエーテル
  チモールメチルエーテル 

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